konchangakita

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Splunk で システムログを受信してみる Windows編

Linux/CentOS で syslog飛ばすことができたので、次は Windows 編です
Linux環境のように syslog を直接飛ばすことはできないので、Splunk Universal Forwarder というのを使います

<完成イメージ>
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【Splunk やってみたシリーズ】
Splunk を Kubernetes と Karbon Platform Service で動かしてみる
Splunkで syslog 受信してみる CentOS編
・Splunk で システムログを受信してみる Windows編 ←今ココ
Splunk で Nutanix と Files のシスログ受け取ってみる
Splunk で Nutanix Flowログ確認



ハマったポイント・デプロイメントサーバとクライアントってだれのこと?いるの?
・結局どのポートが空いてればよいの?


SplunkさんのForwader公式資料はここでよいのかな?
しっかりとWeb形式用意されていますが、初心者にはちょっと読みづらいのでPDFでダウンロードしちゃうのがよいでしょう
About forwarding and receiving - Splunk Documentation


受信する Splunk環境の準備

CentOS での syslog 受信と同様 Docker でいきます
Universal Forwarder に必要なポート(8089, 9997)を前回に起動コマンドに追加します

docker run -p 8000:8000 -p 30514:30514 -p 8089:8089 -p 9997:9997 -e SPLUNK_PASSWORD=password -e SPLUNK_START_ARGS=--accept-license -it splunk/splunk:latest

色々と必要なポートが増えてきましたが、docker-splunk にポートのそれぞれの用途が書かれています
(はじめから全部開けとけばよいのかもしれない)
Architecture | docker-splunk

Splunk Enterpriseの受信設定

Splunk Enterprise側の設定を確認しておきます
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デフォルトで「9997」でレシーバーが起動しています
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ポート構成について

フォワーダーを多段にしたり、デプロイメントサーバーを外部に設置したりもできるようですが、今回はシンプルに Splunk Enterprise が担っています

こんなポート構成になります
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Windowsフォワーダーのインストール

次にログ送信側の Windowsマシンにsplunkフォワーダーをインストールして設定を行います
Splunkさん公式でちょっと前のバージョンの日本語手順書あるのですが、初心者にはちょっと難しいです
日本語マニュアルのリンク

Splunk Universal Forwarder のインストーラ
Splunk Universal Forwarder をダウンロードしてリモートデータを安全に収集

フォワーダーのインストール

ダウンロードした .msi ファイルから、インストール進めてみます
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License Agreement にチェックを入れ、「Customize Options」で進めます
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ここはとりあえずそのままで
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どのログを送信するか?は、全部送信したいの全部にチェック
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universal forwarder 用のアカウントを作る必要があります
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今回のシンプル構成では、デプロイメントサーバとインデクサーをSplunk Enterpriseサーバが両方兼ねているので、Splunk Enterpriseの IP を指定
ポートはデフォルトで
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終了
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受信設定

しばらく待ってから(体感10分くらい?)から、Splunk Enterprise のWebへアクセスします

データ入力
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転送入力のWindows イベントログの新規追加
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ここにサーバ名が出てきたら、うまいこと受信設定できています
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あとは、受信するログを選択したら完了です
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サーチで無事イベントログなど受信確認できました
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なんとなくサーバごとのメモリ使用率をグラフ化
(ソースが別なCPUも一緒のグラフ化は、やり方わからない)
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